今シーズンからお世話になっている相生のg2connectさん。
「大きいの一発狙うか、小メバルに癒されるか、どっちがいいですか?」
正直自分は迷っていた。この2ヶ月、ことメバリングに関しては完全に自信消失。何度坊主を喰らったかわからない。
今の自分には一発勝負ができる気がしていなかった。しかし友人の
この一言で、でかいの一発狙い。
0か1。
「0か1か」
自分の場合、そう言う気持ちでいると、不思議とプラスの方向へと働く気がする。きっと焦りがなくなり、落ち着いて周りをよく見ることができるようになるからだと思う。
幸い今日はゆっくり準備する時間もあったので、万全の状態で出船を迎える。
出船
30分ほど走ってポイントに到着。以前にも一度来たことのあるポイントだったが、
今日は潮の流れがかなり緩やかだった。 0か1なので当たり前だが、色々とシビアにやらないと魚は出せないと言う想定。全集中覚悟。
ジグヘッドを2gに固定してやるつもりだったが、どうしてもスローな釣りがしたくて3投目から早くも1gに変更。笑
思ったより幸先よく友人が掛けた!が、バラし。魚はいる、それだけは間違いない。
1gを着水から3カウント、そこからはリーリングである程度レンジキープし、水中のゴロタ場に引っかからないよう流しているとアタリ。
5cmくらいのガシラが釣れた。
「ガシラが釣れた時は、その少し上を狙うとメバルになるんですよ!」
西村船長の言葉を参考に、着水2秒、着水1秒と探るが反応なし。
魚探し。そして…
一旦別の方向へ捨てキャスト。別方向の魚を探りつつ、心を整える。
そして本命ポイントへキャスト、着水2秒から流していく…
…
…
微かな違和感を感じ、少し引いて聞いてみると、根掛かりのような感触の中に微かな生命感を感じる。
そのままぐ〜っと引き上げると、反転、猛烈な突っ込み。
「なんかキタ!」
尺アジ相手ならほとんど滑ることがないドラグセッティングのヴァンキッシュc2000s のドラグが
まさに悲鳴を上げながらも、確実に魚を消耗させていく。大丈夫、主導権は渡していない。
シーバスとは明らかに違う、下へ下へ潜ろうとする抵抗感。
(正直チヌだと思ってた)
「デカい!!」
タモを用意してくれていた西村船長が叫ぶ、自分の位置からは魚の姿が見えない。とにかく船べりに寄せて、あとは船長のタモ入れに任せる…
無事ネットイン。上がってきた魚を見て驚愕。
姫路、相生、赤穂あたりでメバルをされている方なら恐らく分かるであろう。25cmすら滅多に上がらない相生、赤穂エリアで
29.5cmが上がると言う事件性を。
暫くの間足の震えが止まらない感覚に陥った。一生忘れられない魚の一つに加わる1匹だった。
「真に戦う人間にのみ”運”は平等に振り続ける」【絵心甚八】
自分の釣りを支えてくれるライン、ルアー、ジグヘッドなどの道具たち
場所、知識、仲間、ここまでずっと走り続けて来て、出会って来たモノたち。
それが自分を戦わせてくれた。だからこそ、”運”を、掴み取ることができたのであると思う。
偉大なモノたちに最大級の敬意を。そして、その先へ、辿り着くまで
まだまだこれから。走り続けていく。
2023/04/03 かのお
↓最高の道具たち。
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